コーヒー豆と焙煎度合い
コーヒー豆は、熟したコーヒーチェリーの実の部分になります。
収穫したコーヒーチェリーから、生豆を取り出す作業を精選と呼びます。
生豆はクロップと呼ばれ、収穫後の経過によって一般的に4つの呼び方があります。
1.ニュークロップ
今年度に収穫された新しいコーヒー豆。
2.カレントクロップ
今年度に生産されたコーヒー豆。
ニュークロップより少し時間が経過したもの。
3.パストクロップ
前年度に収穫されたコーヒー豆。
4.オールドクロップ
前年度以前収穫されたコーヒー豆。
生豆でもコーヒーが淹れられます。ただコーヒーの味は感じられません。
コーヒーの旨味、香ばしさ、苦味を引き出すために「焙煎」をします。
この焙煎をすることでコーヒー本来の美味さを味わうことができるのです。
焙煎はローストと呼ばれており、コーヒーの生豆を焼く、炒るの意味があります。
専用の機械や専用の手網、鍋で炒る方法などもあります。
焙煎の度合いには「8段階」があります。
(浅煎り)
・ライトロースト(Light roast)
一番浅い煎り方。酸味が強く香りやコクはまだほとんどない。
・シナモンロースト(Cinnamon roast)
コクや苦みはまだ柔らかく酸味が強い。
(中煎り)
・ミディアムロースト(Medium roast)
苦みと酸味が適度にあり柔らかい口当たり。
・ハイロースト(High roast)
酸味と苦みのバランスが抜群の味わい。
・シティロースト(City roast)
酸味や苦みに加え、ロースト感もある味わい。
(深煎り)
・フルシティロースト(Fullcity roast)
酸味よりも苦みを強く感じる味わい。
・フレンチロースト(French roast)
酸味はさらに少なくなり、苦味が強い。
・イタリアンロースト(Italian roast)
苦みとコクをかなり強く感じる味わい。酸味はほとんどない。