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絞り染めトートバッグ

使い勝手が良いトートバッグを絞り染めしました。縛り方で様々な模様ができます。同じ模様はできないため、唯一無二のデザインです。​

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トートバッグ

「トート」とはアメリカの俗語です。 運ぶや背負うという意味があります。 水や氷を運ぶために作られた丈夫なバッグを「トートバッグ」と呼んでいました。

生地にはコットンやキャンバス、ナイロンや不織布、デニム、リネンなど様々な種類があります。

広口で中身が取りやすい形で収納力の高いトートバッグは、幅広い年齢層に支持されています。マチがあるタイプはたくさんの荷物を入れるのに適しています。底板がないタイプも多くあり、マチを気にせずに厚みのあるものを入れられる点もメリットです。さまざまな用途に合わせて使い分けることができ、何個か持っていると便利です。

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オンス(oz)について

トートバッグの生地の厚みを表す単位がオンス(oz)です。アメリカで普及したTシャツなどはこのオンスで表記されています。

オンスは面積に対する生地の重さとなり、1オンスは1平方ヤード(1ヤード=0.914m)に対して28.35gです。

数値が大きくなればなるほど重く、そして厚くなります。

~8オンスは生地がやわらかいけれど透け感があります。
10~14オンスは厚みがあって丈夫ですが、生地によっては数値が大きい程にごわつきを感じます。​

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絞り染めとは

布の一部を糸や輪ゴムなどで縛って染めると、縛ったところが白く残り模様となる染め方のことを絞り染めといいます。奈良時代頃から存在する手法です。

「シボリ」「タイダイ」「タイダイ染め」も絞り染めのことを意味します。

手作業で染めるため、縛り方や縛りの強さ染め色によって模様が都度違います。同じ模様とはならないため、それが絞り染めの魅力の一つとなっています。

絞ることで生まれる模様

絞り方によって様々な模様があります。​不規則によって丸めた「まだら模様」、渦巻きのような「渦巻き絞り」、丸い輪の模様は「豆絞り」、シンプルな縞模様の「横縞絞り」などがあります。

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まだら模様

​渦巻き絞り

豆絞り

​横絞り

ECO染料を使用

安心安全にこだわったECO染料で染め上げています。化学染料ですが、安心してお使いいただける優しい色の染料です。

色落ちを防ぐため色止剤で仕上げています。

本染め

機械を使わずに手で染めることを本染めといいます。いわゆる手染めのことです。

手作業で染めていきますので、一枚一枚全てデザインが違います。同じデザインが出ないため、デメリットでもありメリットでもあります。色味や模様の違いなどを楽しむことができるからです。

​絞り染めの染め方

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​①染める生地を洗います

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②固着液を浸み込ませまる

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③生地を縛る

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④染料液を作る

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⑤染液をかける

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⑥染料を定着させる

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⑦水洗いする

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⑧ソーピングする

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⑨色止め液につける

絞る工程で絞り跡のシワが付きます。アイロンをしても絞った跡(シワ)が残るので、独特な雰囲気に仕上がります。

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​マダラ模様

丸めて数か所を輪ゴムで縛り、染料液をかけるとランダムに染めムラが出る模様です。

​空に浮かぶ雲のようなイメージで作りました。

一つ一つ全く違う絞り染めの風合いをトートバックから感じてほしい

手作業へのこだわり

絞り染めの良さは「手作業」にあります。
出来上がるまでの工程には時間を要しますが、要した分だけの味わい深さが模様で表現されます。

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