コーヒーって誰が最初に飲んだ⁈
- 2025年12月13日
- 読了時間: 3分
手しごとと珈琲と、コギコタと。
vol.4「コーヒーって誰が最初に飲んだ⁈」
コーヒーって、誰が最初に飲んだんだろう。
毎日飲んでいるコーヒーなのに、実は知らないことばかりだなと思いました。
生豆を焙煎して豆を挽き、お湯を注ぎ、香りに包まれながら飲んでいるのに、その始まりについては、今まで深く考えたことがありませんでした。
当たり前のようにそこにあるものほど、実は知らないことが多いのかもしれませんね。
少し気になって調べてみると、エチオピアの羊飼いの話や、修道院で眠気覚ましに飲まれていた、という説が出てきます。でも、それが本当かどうかは分からないそうです。
誰が最初だったのか、いつからなのか。
はっきりとした答えはなくて、いくつもの話が静かに残っているだけ。
でも、ふと思いました。
大切なのは「誰が最初か」よりも、「飲んでみよう」と思った人がいたこと。
そして、それが誰かに伝わり、手を加えられ、今もこうして続いていることなのではないか、と。
火にかけ、豆を焙煎し、挽き、淹れる。
その一つひとつは、特別な道具がなくてもできる、ささやかな手しごとです。
コーヒーは、誰かの手から、また誰かの手へと渡りながら、形を変え、暮らしの中に溶け込んできました。
私は、コーヒーを最初に飲んだ人の名前を知りません。
それでも今日も、こうして一杯を淹れています。
誰かからつながったコーヒーを、私もこうしてブログに書き、また次へとつなごうとしています。
分からないことがあっても、それでも続いているもの。
そこにはきっと、人の暮らしに寄り添う何かがあるのだと思います。
そして、このコーヒーは日本にも海を渡って伝わってきました。
日本に入ってきたのは江戸時代。長崎の出島を通じて、オランダ人から伝えられたと言われています。
当時は「黒くて苦い不思議な飲みもの」。一般の人が口にするものではなく、限られた場所の、さらに限られた人だけのものでした。
明治時代になると、少しずつ喫茶店が生まれ、コーヒーは文化として広がっていきます。
時代とともに飲み方も変わり、暮らしの中に、静かに根づいてきました。
手しごとと珈琲と、コギコタと。今日も変わらず、ゆっくりと。
コギコタでは、そんなコーヒーの歴史の延長線に、自分たちの一杯があると考えています。
派手なことはできませんが、豆に向き合い、手を動かし、丁寧に焙煎し、淹れる。
誰かの一日が、ほんの少しでもやわらぐような時間になることを願いながら。
分からないことも、答えが一つでないことも含めて、コーヒーの世界は面白い。