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焙煎度と挽き目

一杯のコーヒーは、豆そのものの個性と、焙煎・挽き目という小さな調整によって生まれる表情です。
そのわずかな違いが、香りの輪郭や、口に含んだときの印象を静かに変えていきます。

Image by Tamas Pap

焙煎度について

焙煎度は、コーヒーの味わいそのものを形づくる大切な要素です。
浅いほど明るく軽やかに、深いほど重厚で落ち着いた味わいへと変化していきます。
焙煎度は一般的に8段階で表され、焙煎の深さによって味わいの個性が細かく分類されています。

1. ライトロースト(極浅煎り)
果実のような酸味と、透明感のある香り。
豆本来の個性がもっとも強く感じられる焙煎度。

 

2. シナモンロースト(浅煎り)
軽やかな酸味と繊細な香り。
紅茶のような印象を持つ、明るい味わい。

 

3. ミディアムロースト(中浅煎り)
やわらかな酸味の中に、ほのかな甘みが見えはじめる。

 

4. ハイロースト(中煎り)
酸味とコクのバランスが整い、日常に寄り添う味わい。

 

5. シティロースト(中深煎り・浅め)
酸味が落ち着き、甘みとコクがゆっくりと広がる。

 

6. フルシティロースト(中深煎り)
しっかりとしたコクと、やわらかな苦味。
余韻に深みが生まれる段階。

 

7. フレンチロースト(深煎り)
力強い苦味と香ばしさ。
重厚でビターな味わい。

 

8. イタリアンロースト(極深煎り)
深い苦味とスモーキーな余韻。
エスプレッソにも適した焙煎度。

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挽き目について

挽き目は、コーヒーの抽出バランスを決める重要な要素です。
同じ豆でも、挽き方で味わいは変化します。

​挽き目の種類にはいくつかあります。

極細挽き

細挽き

中細挽き

粗挽き

見た目は上白糖で、苦みがとても強い

見た目は上白糖とグラニュー糖の中間で、苦みとコクが強い

見た目はグラニュー糖より少し大きめで、味はバランスがちょうど良い

見た目はザラメ糖で、苦みが少なく酸味がやや強い

グラウンドコーヒー

焙煎度 × 挽き目

焙煎度
挽き目の目安
味わい
ライトロースト
中細〜中挽き
フルーティーで繊細
シナモンロースト
中細挽き
軽やかで透明感のある味
ミディアムロースト
中細挽き
酸味と甘みのバランス
ハイロースト
中細挽き
日常的で飲みやすい
シティロースト
中細〜中挽き
甘みとコクの調和
フルシティロースト
中挽き
深みのあるコク
フレンチロースト
中挽き〜粗挽き
ビターで重厚
イタリアンロースト
粗挽き寄り
スモーキーで強い個性
Image by Julien Labelle

コーヒーには、ひとつの正解はありません。
焙煎度と挽き目の組み合わせによって、同じ豆でもまったく違う表情が生まれます。
その日の気分や時間に合わせて、
自分にとって心地よい一杯を見つけていただければ幸いです。

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